ついに6月最終日がやってまいりました。本日が最後のブログとなります。
少し寂しい反面ホッとしたような気もします。
今週は先週に引き続き解体工事の最終編をお送りします。
最上階から壊し初め、天井、壁、階段、エレベーター室の順に取り壊していきます。
各階とも同じ手順で施工していくのですが、下の階へ重機を下ろすにはどのようにして移動するのだろう
再び脳裏によぎったのは…ま まさかっ
またクレーンで吊り下ろすのだろうか…
作業を拝見していますとスラブを半分ほど取り壊し、その壊したコンクリート殻で今度は上下の階をつなぐスロープをつくりはじめました。
作業範囲が狭く緩やかなスロープが確保できなかった為、重機が降りるときは滑り落ちないようにブームで重機本体を支えながら下って行くのです。
まるで滑り台を重機が滑り下りているかのように見えました。慣れたオペレーターの方でもあれは至難のわざだと思います。
4階、3階、2階と取り壊しが終わるとともに足場の解体もしていきます。
1階まで降りてくるとコンクリート殻も自分の身長の高さと変わらないくらいたくさんでました。
殻の搬出が終わりますと次は土間撤去になります。
土間の撤去が終わりますと今度は基礎の撤去です。
オオクワガタ登場
と思いきや
先週登場したニブラのさらに大きいタイプの圧砕機です。やはり物が大きいだけに破壊力も抜群です。
みるみる内に基礎もなくなり、最後は杭抜きです。長さ8mのコンクリート製の杭を22本。杭抜き機を35tクレーンのフックの部分に取り付けケーシングの先端部を杭の頭の部分にはめ込みケーシングの先端部から水とエアーを噴出し回転させながら挿入していくのです。
8m挿入しますと地盤と杭の縁が切れ杭が回転しはじめますのでそれを確認後、今度は杭の引き上げとなります。
施工中は水を噴出し杭の頭部付近から泥が飛散する為 一般車両、歩行者等にかからぬ様ブルーシートで養生を行います。
最後に整地を行い安全柵を設け作業終了。
なんとなくどのような手順で解体工事を進めてきたのかご理解いただけましたでしょうか?簡単な説明で申し訳ございません。
私自信この2カ月間でビル解体工事をするにあたり新たな技術を身につけることができました。初めての解体工事でしたのでものすごくいい経験をさせて頂きました。
そして読者の皆さん最後まで読んでいただきましてありがとうございました。来週は私の先輩新留さんへバトンを引き継ぎます。新メンバーとなりますのでよろしくお願い致します。
施工前
施工後